高校生デザインコンテスト | 宮城県エクステリア協会

高校生デザインコンテスト2024

当協会では毎年『高校生によるガーデン・エクステリアデザインコンテスト』を開催しております。
開催8回目となる2024年は、8校から188作品の応募がありました。
2024年4月下旬に厳正な審査を行い、受賞9作品が決定しました。

審査員(五十音順）

株式会社泉緑化　　　　　　　　代表取締役　鎌田秀夫
浦山建設株式会社　　　　　　　代表取締役　浦山孟吉
株式会社グリーン開発　　　　　代表取締役　菊地政俊
株式会社グリーンケア　　　　　専務取締役　鈴木照美
有限会社シビル・ジャパン　　　代表取締役　阿部浩幸
株式会社スペースプランニング　代表取締役　佐藤昇

高校生によるガーデン・エクステリアデザインコンテスト2024受賞作品

最優秀賞「物語を楽しむ庭」

宮城県白石工業高等学校　長谷部桜華さん
【審査員講評】
敷地・建築物と外構計画において全て完成しています。イメージパース・色使いが大変良いと思いました。敷地のゾーニングが大変よくまとまっており、駐車場、アプローチ、花壇、池など和洋取り混ぜたデザイン、ウッドの使い方等、バランスよく提案されていると感じました。多少スペースに問題があるところもありますが、全体的にまとまった計画だと思います。こんな庭があると楽しい暮らしができそうですね。今後とも素晴らしいデザインを勉強してください。

優秀賞「ーThe Dreamー」

岩手県立盛岡工業高等学校　佐々木煌琉さん
【審査員講評】
夢や理想が詰まっていて、イメージが伝わりやすいパースです。コンセプトを読んでワクワクするデザインだと思いましたし、パースでよりしっかりとしたイメージが伝わってきました。平面図だけではデザインの半分以下しか完成イメージが伝わらないので、パースがたくさんあることはとても大切です。作図もとても美しいです。大きさや高さなどのバランスがつかめてくるともっと良いデザインになると思います。

優秀賞「季節を楽しむ和洋折衷」

福島県立会津工業高等学校　鴇巣悠斗さん
【審査員講評】
全体的にまとまっていると思います。各箇所がそれぞれ造りたくなるような配置、それぞれ楽しみながら利用できるスペースになっています。季節を感じさせる木や花を見られる配置、素材や色合いを楽しみながら利用することを考えると、早くこのようなガーデンを完成させて楽しい日々を過ごせたらと思う作品だと思います。新しい商品等がどんどん出回っている時代ですが、これからも新しいものを取り入れて楽しいガーデン造りをお願いします。

優秀賞「10年後もあなたと」

宮城県石巻工業高等学校　大内奈美さん
【審査員講評】
敷地のゾーニングが大変素晴らしいです。色使いもとても良くできていました。細かい所も丁寧に書き込んでいて、見て楽しくなるようなデザインになっています。庭の提案の点では、車の駐車スペースがもう少し大きくないと車両が停められないかもしれません。また園路をウッドと石材で構成している点は素晴らしいですが、斜めのデザインが1方向だけなので、例えばクロスさせるなど工夫があればなお良かったです。パーゴラは、実現させるには難しいデザインですが、このようなものができれば面白いですね。今後ともガーデンデザインを楽しんで作品を作ってください。

入選「みんなで見守る庭」

岩手県立盛岡工業高等学校　波岡茂杜さん
【審査員講評】
エントランスと駐車場のデザインが良いですね。建物へのアプローチを特に大きく表現していて、車の駐車スペースが2台から4台へ増える可能性を考慮したアイディアが生かされています。家の部屋から眺める庭の構成は和と洋に分かれて表現してあり、三世代の好みや生活スタイルそれぞれに合う庭のデザインとなっています。子供たちや四季の景観を見守るといったタイトルと一体化した構成になっており、実現可能な庭です。

入選「自由と遊び心」

福島県立会津工業高等学校　渡部未宇さん
【審査員講評】
庭全体を遊び心満載に利用しています。特に高さを利用した遊びと楽しみ方のイメージが皆に伝わるように表現されています。家族の庭での楽しみ方、過ごし方が目に見える形となっており、将来の庭の夢が広がってきます。BBQスペースの流れるようなデザイン、車の駐車スペースは特に目に入ってきます。車庫と突き抜ける大木や屋上の部分を利用する点など、アイディアが素晴らしいです。

入選「楽しさもシェアできる家」

秋田県立金足農業高等学校　渥美叶萌さん
【審査員講評】
木々の特徴をつかんで選定し、活かして配置しています。東屋の周りは落葉樹を配置し、夏場は日を遮り、冬場は日を取り入れ、心地よい東屋での過ごし方が見えてきます。お庭の前には常緑樹を配置し、道路から庭への目隠し効果を取り入れています。リビング前のウッドデッキからテラスに降りてシェアハウスの皆さんと楽しいひと時を過ごせるお庭となりました。

入選「高低差と自然で健康に暮らす庭」

福島県立会津工業高等学校　渡部崇凱さん
【審査員講評】
庭の使い方によって高さをしっかり考えて設計・デザインしているところが優れています。実際に庭を掘り下げるには多くの課題がありますが、何のためにどのくらい高低差が必要かしっかり考えていると思います。こんなお庭があったら外出しなくても家族みんなで楽しいだろうなと想像してしまいます。全体的なスケール感はもう少し細部まで考えなければなりませんが、実際に完成した庭が見てみたいデザインだなと思いました。作図もとても美しいです。

入選「安らぎ空間」

宮城県石巻工業高等学校　佐藤夏音さん
【審査員講評】
安らぎの空間が庭いっぱいに広がっています。木材を多く使用することにより自然と調和し、心地よい風を感じることができます。庭に設けたあずま屋は家族団らんで過ごせる空間となり、楽しく語り合う様子が見えてきます。また「自由な庭」はBBQやプール、パーティーなど、お友達を招いていろいろな使い方ができそうです。楽しいひと時を満喫できる空間ができました。